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2017年4月19日
舞鶴市で汚水圧送管の流量が改善しました

京都府舞鶴市上下水道部は流量の改善を目的に、汚水圧送管の清掃業務を発注しました。地元の舞鶴厚生㈱(森孝文社長)が受注し、研究会会員の藤野興業㈱(藤野正勝社長)が協力して3月3日に、夏は海水浴客で賑わう海岸沿いの現場で寒風の吹きすさぶ中、作業を行いました。対象管路は昭和59年に敷設されたφ150mmのダクタイル鋳鉄管で、注入口の野原汚水中継ポンプ場から回収口の野原浄化センターまでの326mを一気に洗浄しました。含氷率82%の大変良質な特殊アイスシャーベットは管内に注入されて約40分後に、回収口に設置した透明なアクリル管の中を黒く変色して通過しました。明らかに管内の夾雑物を抱きかかえて搬送されたことがわかります。後日測定すると、洗浄前32.1㎥/hだった流量が洗浄後は37.7㎥となり、約2割改善していました。

舞鶴市上下水道部でのアイスピグ採用は平成27年5月、平成29年1月に続いて今回が3回目となります。同部下水道整備課管渠管理係の江上和成係長に採用のポイントをお伺いすると「曲がりの多い配管でも長距離を一気に短時間で洗浄できること。硫化水素の発生源を除去し硫化水素濃度を低減できること」とのことでした。今回も流量が改善できたことで、大変満足していただけました。

舞鶴市と同様に伊賀市水道部(4回)、鳥取市都市整備部道路課(4回)のように既に複数回採用の自治体があり、着実にリピーターが増えています。

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